里山里海未来財団とは

誰ひとり取り残さない能登の未来づくりへ

「一般財団法人里山里海未来財団」は、能登の里山里海の営みを未来につなぎ、人と里山里海が響き合う地域を実現することを目指して設立されました。地域課題を解決し続ける仕組みとして、自律的に地域を運営するための「お金と人材のエコシステム」を構築し、誰ひとり取り残さない能登を創造していきます。

里山里海未来財団の
理念/ビジョン

理念

誰ひとり取り残さない能登

ビジョン

能登の営みを未来につなげ、人と里山里海が響き合う地域をつくる

活動内容

地域資源の循環を取り戻す

未来を支える、新たなコミュニティ財団の挑戦

地域資源(自然・経済・社会)の循環を取り戻し、持続可能な地域づくりを目指します。

短期的には、官民連携による里山里海ビジネスの自立を促進し、地域コミュニティと連携した事業体制を整備します。また、社会的困難者が役割を発揮できる環境づくりやバイオマス発電を活用したエネルギー循環モデルの開発にも取り組みます。

中期的には、里山里海を支える新しい循環モデルを構築。農林漁業に加え、産業や福祉との連携を強化し、自治体と民間の協力による成功事例を地域全体に広げていきます。これにより、地域のエネルギー収支が改善され、持続可能な経済基盤を作ります。

長期的には、能登の豊かな営みを未来へつなぐ活動が広がり、地域全体で自然と経済、社会が調和した循環を実現することを目指します。

主な活動例/
指定管理・運営の再委託者への伴走支援
会的困難者のコミュニティ活動への助成・伴走(休眠2022)
ソーシャルエネルギーとの連携事業

有事の逆境を乗り越える(レジリエンス)

震災を乗り越え、未来へつなぐ地域づくり

令和6年能登半島地震で被災した地域の再建と未来づくりを支えていきます。
自然災害という逆境を乗り越え、地域全体が自立して発展していける仕組みを構築することを目指します。

短期的には、地域の課題を共有し、解決に向けた活動を行う主体を発掘します。課題やアイデアを話し合うオンライン交流会の開催や、地域内外からの参画を促す仕組みを整え、能登の未来づくりに取り組む新たなリーダーを育成します。また、成功事例を発信し、地域外の支援者を巻き込む体制を構築します。

中期的には、コミュニティが自発的に運営され、新たな担い手がプロジェクトをリードする仕組みを確立します。活動の成果を可視化し、事例を広く波及させることで、未来づくり事業が地域内外で自走できる状態を目指します。次の課題に向けた解決策の仮説を共有し、より効果的な取り組みを展開します。

長期的には、能登の未来を支える主体性の高いリーダーが育ち続け、地域全体が自立した発展を遂げることを目指します。私たちは、この取り組みを通じて、能登の営みを未来へとつなぐ持続可能な地域づくりを実現します。

主な活動例/
里山里海で多様な担い手がつながる能登の未来づくり事業(休眠2024)
石川県・能登官民連携復興センターとの連携
能登復興ネットワークとの連携

自分事としての参画を促す(すそ野拡大・意識啓発)

自分ごととして関わる、里山里海の未来づくり

「自分たちの地域を自分たちで守り育てる」という想いを広げ、誰もが参画できる仕組みを提供します。

短期的には、地域課題を共有し、その解決に向けて活動する人々や団体を発掘します。課題やアイデアを話し合うオンライン交流会を定期開催し、地域内外からの参画を促します。また、成功事例を整理・発信し、他の地域や世代を巻き込むことで、能登の未来づくりへの意識を広げていきます。

中期的には、地域に自発的に運営されるコミュニティを生み出し、その中から新しい担い手がプロジェクトをリードする仕組みを確立します。活動を表彰し、成果を見える化することで、事例を地域全体に波及させます。次の課題にも対応できる持続可能な体制づくりを目指します。

長期的には、能登の未来のために主体的に行動するリーダーが各コミュニティで育ち続け、能登の営みが未来に引き継がれる地域づくりを実現します。

主な活動例/
能登未来アワード
里山里海子ども基金(仮)による子ども向け活動への助成・伴走
年間サポーターの募集
ワークショップや個別支援プログラムの実施
学びの場やスキルアップ機会の情報発信

ネットワークを形成する(コレクティブインパクトに発展するつながりづくり)

つながりで広がる、里山里海の未来づくり

行政、企業、NPO、地域住民が互いに力を合わせ、共通の目標に向かって協働することで、地域課題に取り組むネットワークを形成していきます。

短期的には、行政や金融機関、NPOなどが活動内容やビジョンを共有し合い、気軽に連携できる基盤を整えます。共通のアジェンダや評価指標を作り、方向性を共有することで、里山里海を守り育てる具体的な取り組みを進めます。

中期的には、こうしたつながりから新たな担い手やプロジェクトが生まれ、地域のコミュニティが自発的に運営される仕組みを目指します。活動の成果を可視化し、事例を地域全体に広げることで、能登の未来づくりがさらに広がります。

長期的には、各セクターが力を合わせて課題解決に取り組み、開かれた場を通じて担い手が成長する仕組みを実現します。このネットワークの中で、能登半島が持つ豊かな自然や文化を未来へつなげていきます。

主な活動例/
リーダーズサミット(担い手同士のつながり形成)
シンポジウムの開催
成果の可視化と発信